社会帝国主義

ソ連共産党指導部が1968年8月にチェコ侵略の軍事行動をはじめたとき中国共産党はこれに対し、このむきだしの武力干渉はソ連裏切り者集団の凶悪なファッション的正体を余すところなく暴露したものであり、ソ連の指導部がすでに社会的帝国主義に成り下がったものだと非難しました。すなわち、ソ連集団を覇主とする植民地帝国を造り、アメリ力帝国主義とグルになっで世界を再分割しようとしている、ことを指摘して、帝国主義と規定しました。ソ連共産覚指導部はコメコン体制を社会主義国際分業体制と称しましたが、中国はソ連が新植民地主義を推進するための道具であると批判しました。また、社会主義大家庭はアメリカ帝国主義のいう自由世界の大家庭と同じもので、ソ連指導部が他国の領土や資源を自分の版図や財産とみなすものと批判しました。そして社会主義の兄弟国における有限主権論は、ソ連社会帝園の主権論は、ソ連社会帝国の主権は無限であり、他の諸国の主権は有限であるという侵犯に対する服従の理論であると批判しました。また、社会主義の大家庭の安全が脅かされるときには、ソ連指導部が軍事行動を起こす権利があるとする国際独裁論は、ソ連指導部のむきだしの社会帝国主義的侵略行為を弁護するための理論にほかならないと批判しました。

中国と時代背景

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