スターリン問題

中国共産党は、国際共産主義運動におけるスターリンの役割を評価するにあたって、正しい面と誤りを犯した面の二面をあげ、誤りを犯した一面は、二義的な地位を占めているにすぎず、全体としては、偉大なマルクス・レーニン主義者、偉大なプロレタリアート革命家であるとしていました。この評価は、スターリン個人の評価にとどまらず、レーニンの死後におけるプロレタリアート独裁の歴史的経験をどのように総括するかという間題、レーニンの死後における国際共産主義運動の歴史的経験をどのように総括するがという問題であるともいえます。しかし、スターリンの理論には弁証法的堆物論から遊離した形而上学と主観主義があり、それが敵味方の矛盾と人民内部の矛肩という性質の異なった矛盾を混同し、その予盾を処理する方法を混同したとしています。1937年から38年の反革命粛清の拡大も誤りでした。また兄弟国の関係を処理することにも、誤りを犯したむ中国共産覚との関係でも、スクーリンの影響のもとで、左翼と右翼の日和見主義が生じましたが、これは一部の中国共産党党員が受け入れ、実行したのであるために、中国人自身が責任を負うべき性質の間題だとしていました。

中国と時代背景

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