戦争と平和の問題

戦争と平和の問題について、中国共産党は次ぎの四つをあげました。アメリカ帝国主義の世界戦略。第二次世界大戦後のアメリ力帝国主義の世界戦略の一貫した目標は、アメリカと社会主義陣営の間の中間地帯を支配し、被抑圧人民と民族の革命を押しつぶし、社会主義を消滅して、全世界を制覇することにある。世界戦争を防止する可能性。中国共産覚は、アメリカを頭とする帝国主義が、新しい世界戦争を積極的に準備していることを、人民大衆に知らせるべきであると考える。しかしこの世界戦争を防止できるとみている。核兵器の間題。中国共産党は核迷信と核恐喝は、現代修正主義の理論の基礎であり、政策の指針であるとみている。核兵器の出現が階級闘争の法則を変えた、すなわち、核兵器の出現により、現代世界の矛盾は、帝国主義と被抑圧階級、被抑庄民族とが、ともに生きのびるが全滅するがという矛盾に変わったというソ連共産党指導部の見解は誤りであるとみる。帝国主義に正面から対決する闘争。核兵器が出現し、社会主義国の手中にあっても、その核兵器をもって、被抑圧人民の革命、被抑庄民族の解放を支援することはできない。革命と解放は、みずからの闘争によってはじめで達成されるのであって、人民大衆に依拠し、帝国主義の侵略と戦争政策に対決する闘争によってのみ、平和をまもることができるというのが中国共産党の見解でした。

中国と時代背景

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