中ソ論争

中ソ論争とは、1956年から64年にソ連共産党と中国共産党の間に行われた論争で、論争のおもな点は、現代世界の基本的矛盾の間題、戦争と平和の間題、暴力革命と平和への移行の間題、プロレタリア独裁の間題でした。論争の原因は、中国共産党指導部、特に毛沢東にとってソ連共産党第20回大会におけるスターリン批判が承認しがたいものであったこと、その後のソ連のアメリカとの妥協政策に反発したことにありましたが、潜在的には双方の民族意識が衝突したことにあると思われます。中ソ論争は理論の対立ではなく、国家間の対立に拡大していました。当時中国はソ連を社会帝国主義と呼び侵略される危険があると人民に訴えていました。

中国と時代背景

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