四大矛盾

１９６９年４月、九全大会における林彪の政治報告の指摘では、現代世界には四つの大きな矛盾が存在しており、被庄迫民族と帝国主義・社会帝国主義の矛盾、資本主義、修正主義国家内におけるプロレタリア階級とブルジョア階級の矛盾。帝国主義国家と社会帝国主義国家の間の、帝国主義各国の間の矛盾。社会主義国家と帝国主義、社会帝国主義の間の矛盾。この考え方の特色は、帝国主義、最大の帝国主義はアメリカと社会帝国主義、ソ連を同列に置いていることです。つまり被庄追民族はアメリカ帝国主義に反対するとともに、ソ連社会帝国主義にも反対しなければならないということでした。政治報告は、これらの矛盾の存在と発展は革命を引き起こすと言っています。この四大矛盾の考え方は、６３年６月、中ソ論争に際して、中国共産党が指摘した、現代世界の基本的矛盾とは、矛盾の数は変わらないが、内容においては大きく変化していました。６３年には、中国はまだソ連を社会主義と見なしていました。