プロレタリア教育革命

ブルジョア階級出身の知識人が影響力をもつ教育制度を改めることは、文化大革命の初めからからの過大でした。小学六年、中学、初級と高級六年、大学四年から六年という長期の年限の教育制度を改めるとともに、さらに、知育と立身出世に向けられた教育方針を改め、点数と進学本位の教育方法を改める必要がありました。教育改革の目的は教育はプロレタリア階級の政治に奉仕し、教育を生産労働に結びつける方針を貫徹し、教育を受けるものが徳育、知育、体育の面で成長し、社会主義的自覚を持ち、教養のある動労者になるようにすることです。この革命は、文化大革命が勝利した1968年の夏から、具体的に始まりました。この時期に産業労働者の先進分子からなる労働者毛沢東思想宜伝隊が解放軍毛沢東想想隊の協力を得て、大学や中学や研究所あるいは病院に進出し、長期駐留して、革命を指導しはじめました。8千人の学生のいる北京大学には、千人の宣伝隊がはいり、学生と起居、学習、労働をともにしました。多くの大学では、宣伝隊は学生と教師を引率して工場や農村に入り、労働者や貧農から学び、プロレタリア階級が必要とする教育制度や知識人のあり方を修得させています。その経験を通じて、進学は学業成績だけでなく、労働の熊度や人民に奉仕する作風を考慮しました。労働者や農民の推薦を条件とすること、卒業しても普通の労働者や農民になるなどの、改革の試案が提出されていました。

中国と時代背景

          copyrght(c).中国と時代背景.all rights reserved

中国と時代背景