毛沢東思想

毛沢東思想は中国革命の中で毛沢東が形成した思想で、中国共産党の理論的基礎となっています。中国共産党の党規には、中国共産党は、マルクス・レーニン主義、毛沢東思想を自己の思想を導く理論的基礎とする。毛沢東思想は帝国主義が全面的崩壊に向かい、社会主義が全世界的勝利に向かう時代のマルクス・レーニン主義であると規定しました。この規定は、スターリンがレーニン主義を帝国主義とプロレクリア革命の時代のマルクス主義と言ったのを受けたものです。しかし、1973年8月の十全大会で改正されました。毛沢東思想の特色は次ぎの三点にある。積極的精神を重視する。日本ではマルクス主義の客観的法則性が重視され、どのようにしてその法則性をつがむがが研究されましたが、毛沢東は青年時代の論文、体育の研究から一貫して主観能動性、又は自覚能動性を重視してきました。これは外界に働きかける際の意気ごみ、決意、やる気といったもので、清朝未期の民族主義哲学者、王船山の系統を引きます。人民への奉仕を道徳とする。毛沢東にとっては、労働人民がもっとも聡明であり、歴史の主人公でした。したがって学生や知識人は彼らに学ばなければならない。そのためには人民の闘争に入って、一生を捧げなければならない。いささかも私心、利己心を持ってはならない。世界を、矛盾の観点で把握する。すべでの物事は矛盾がある。これは、一を分けて二となす。ものの南面、対立南を見るという方法を適用することによって把握できました。

中国と時代背景

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