鉱山開発運動

中国の経済建設は、工業と農業、原料部門と製造部門などの相互の開連を正確に掌握し、基礎から積みあげる方針をとっています。鉄銅業は、第四次五力年計画の基幹産業とされており、その鉄鋼業を支えるものとしては鉄鉱石と石炭があげられていました。したがって鉱山開発運動の重点もこの両者に置かれている。実際面においては、これまでは石炭を産出しないとされてきた揚子江以南の各地において、現地の地埋をよく知る人民と専門家が結合し、続々と新しい炭鉱を発見、開発を進めてきていました。その結果、石炭の現地自給度が急連に高まり、広東省では20数県において石炭の自給体制が整って、これを軸として機械、建築材料、交通運輸、電力などの中小地方工業が発達し、人民公社の機械化が促進されてきていました。鼓掘生産でも、黒竜江省のある工場では、全投資額の83%を鉱山建設に振り向けた結果、採拡、選鉱、焼結、精錬などの一連の生産工程がスムーズに動くようになったと言われました。

中国と時代背景

          copyrght(c).中国と時代背景.all rights reserved

中国と時代背景